急変から23日目~ICU2⑪~
2月17日(月)
今日!ついに!端座位になる!
もう、亡くなった叔父さんにそっくりな事と、23日ぶりに座った表情が面白くて(笑)
一緒にいたスタッフは、笑いを堪えていたけど、私と長女が爆笑するので、一緒に笑っていた。
「端座位だけでこの表情かぁ…」そんな気持ちもあったけど、とにかく顔の表情が面白くて(笑)
大笑いしていた。
脳神経内科のM医師からIC。
「大脳基底核低酸素脳症です」って言われた。
脳の覚醒が悪いのは、他の理由はないのか!?
大脳基底核のダメージがあるとどんな症状なのか!?
どの程度の障害があるのか!?
いろいろ聞いたけど、結局は「脳の症状は個人差がある。回復も個人差がある」
「このくらいのダメージ(画像)なら、このくらいの症状とか、予後がこのくらい。とか言えない」と。
「画像より、症状」と。
脳の経過(回復や症状固定)は、年単位で考える。
画像で広範囲にダメージがある人でも、症状は「えっ!?そのくらい!?」って思う人もいれば、
画像では少しのダメージでも「えー!?そんなに!?」って思う人もいるらしい。
ホントに個人差が大きくて、画像診断で症状や回復を言い切ることはできない。と。
脳は、ダメージを受けて失った機能を周囲の脳が役割以上の働きをする。
要するに、残っている脳がどれだけ頑張るか!?によって、回復や障害の程度が変わる。
脳ってすごいな…。
担当医師から、自己免疫疾患の血液検査結果のIC。
抗核抗体160 (正常値:40倍未満)
強皮症、リウマチ、シェーグレン(−)
抗核抗体が陽性ではあるが、強皮症やリウマチは陰性。
他の膠原病の可能性はどのくらいあるのか?とか思いながら聞く。
面会中のパパは、発症する直前の私の呼び方の「おかーにー」と言ったり、
長女のことも「いつむーやー!」と言う。
正直、家族にしかわからないけど、パパはそんな感じ。(笑)
いつも、ユーモアのある表現や呼び方でみんなを笑わす。
今は、声が小さくてはっきりしないけど…
でも、長女も私も「やっぱりパパ!」と嬉しい。
MRIでわかった蓄膿を伝えると
「うそー?!」とびっくりしている。
そのびっくりした表情も、言い方もパパらしい。
この日は、亡くなった叔父さん夫婦がパパには見えていた。
急に「H子姉が来た。Kぶー」と言い出した。
私に「行ってやって!」とお願いする。
H子姉とは、亡くなった叔父さんの奥さんで、Kぶーとは、亡くなった叔父さんの事。
亡くなった事は伝えているが、いつも忘れてびっくりしている。
今日も「亡くなったんよ」伝える。
そして、「うそー!?」と、びっくりする。
夕方、Mちゃんアポなしで面会に来る。
看護師から「面会に知人の○○さんって方が来てます。」と知らされる。
もう、知人って知っているので、家族や親戚と嘘をつくわけにもいかない。
正直、連絡できる関係なのに、何も言わずに直接面会に来た事に、長女も私もびっくりする。
とりあえず、控え室に行く。「会えんのやろ?」と聞かれるが、面会できない事を伝える。
Mちゃんは、パパに会えなくても、毎日私が病院に来ているので来院したらしい。
もう、知人って知られているし、Mちゃんは仕事終わりの作業着のまま来院していたので、今のパパは危篤状態ではないが、病棟はICUなので面会を断った。
<血液検査結果>
CRP1.30 (正常値:0.2以下) トロポニンⅠデータなし
クレアチニン1.05→0.91(正常値:0.5~1.2)
血色素量9.5(正常値:13.5~17.6) 血小板数16.9 (正常値:13.1~36.9)
ナトリウム140→140(正常値:139~149) カリウム3.9→4.0(正常値:3.8~4.8) クロール114→113(100~114)
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