急変から6日目~ICU 1 ⑥~
1月31日(金)
<スワンガンツカテーテル抜去>
この頃は、休めるときに休んで、時間があるときにできる事をしよう!と務めていた。
面会時間までに、掃除や洗濯、愛猫や愛犬の事。娘達のこと。パパと私の仕事関係のこと。
そして、時間が余ったら少しでも寝る!
いつ呼ばれるかわからない。すぐに駆けつけれるようにしていた。
私は心配性なのかも知れないけど、循環装置を抜けても後から血栓が飛ぶのでは!?と考えたり、心機能が悪化したりしないのか?等、とにかく不安と心配ばかりしていた。
急変の電話のトラウマと思うが、電話が鳴るのが怖くて、怖くて…
何も知らせていない人からの電話にも、声が震えてちゃんと喋れなかった。
幸い、緊急で連絡が入る事はなかった。
Twitterで知り合った家族ぐるみのお付き合いをするようになった人からも、Uに「番長どうかした?」と聞いてこられていた。Uも隠し通せなくなってきていた。
意を決して、私から説明の電話をする。その人は「なんで言うてくれんかった?!」と涙声で言ってくれる。
前にも書いたけど、私的には「もう助からないから、会わせたい人に会わせる」という感じに思えて…
マイナスのエネルギーにしか感じられなかった。
あと、SNSでの人間関係は、どうしても緊急性がない。それよりも、友人や仕事関係、親戚の対応を急がなければならない。
電話やメッセージで対応できる余裕がその時の私にはなかった。
なので、SNS上での知人には知らせないようにお願いした。
いつものように面会。循環装置が外れても、人工呼吸器はついている。
ECMOの音が消えると、呼吸器の音が大きく感じる。
心臓は回復してきたが、自発呼吸はどうなのか?!呼吸器を付けて6日になる。心配…
手を握り、指を見る。いつもはあった結婚指輪のない左手の薬指…
「パパ…また、笑って、面白おかしい事言うてや…」
涙が出る。長女も「お母さん。辛いんやけん、手触らんかったらえーのに!でも、触るよね。パパ~。」
長女も泣く。
そんな声が聞こえているのか、いないのか?
パパも涙流している。その涙を拭きながら、また泣く。
とにかく、泣いてばかりやった。
担当医師がベッドサイドに来て説明。今日スワンガンツカテーテルを抜去したと。
またひとつ、パパの身体からチューブが抜けた!
泣いてばかりしてないで、頑張らんといかん!
申請していた限度額認定証が自宅に届き、大学病院に提出する。
<血液検査結果>
CRP1.14→0.73 (正常値:0.2以下) トロポニンⅠ4039.2→3653.7(正常値:26.2以下)
CKーMB 2→2 (正常値:6以下) CK 353→420 (正常値:45~226)
クレアチニン5.26→5.59(正常値:0.5~1.2)
血色素量9.3→9.0 (正常値:13.5~17.6)血小板数10.2→12.7 (正常値:13.1~36.9)
*クレアチニンが減少しない…
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