急変から9日目~ICU 1 ⑨~
2月3日(月)
今日、私の両親にパパの事を電話で話した。
できれば知らせたくなかった。
何故かと言うと、知らせたら私の両親も気にして、「どんな?」と、連絡してくる事が予測されるから。
その相手をする時間も、メンタルも、今の私にはない。
だから知らせたくなかった。
でも、何も知らない母は、お構いなしに電話をしてくる。
その電話の着信音で動悸がする。
今日も、しょーもない用事で電話がかかり、動悸がしながら、今の状態を話した。そして、今後はなるべくメールで要件を伝えて、電話は極力やめて欲しい。と、言っておく。
心身ともに疲れていた。
「私が体調を崩してはいかん!」
新型コロナウイルスでなくても、発熱があったり、体調不良では、パパの面会に行けない。
娘達の勧めで、行きつけの整体に行ってくる。
今日の昼に完全に麻酔きる。
人工呼吸器や、CVC(中心静脈カテーテル)、Aライン(動脈ライン)抜去防止の為抑制開始。
今日の担当は、男性看護師。準夜たまちゃんで、凄い安心する。
だんだん意識が覚醒してきている。
今日も声をかけると涙流れる。
Aラインからのバイタルがモニターに出ている。面会時には、その数値を確認しながら声をかけたり、手を握ったり…
今日は血圧が高めで、CT検査後で、顔の表情が、しんどそう…
「パパ。大丈夫?しんどい?」
顔をしかめた様な気もするが、とにかく辛そう。
褥瘡兆候のあった右踵は、ドレッシング材で保護している。
割と早い段階で、こんな状態なのに、ベッドの角度を変えて、座位にしたり、立位に近くしたりしてくれていた。
今日からは、リハビリ(PT)介入!
Mちゃんが来院。面会待機時間に話す。
数日前にMちゃんの義父が亡くなって、Uに香典を預けた。無事に葬儀も終えて、香典のお礼を言いに来てくれた。
Mちゃんの義父は、自宅で過ごしていたが、体調が悪くなり数日間の入院で亡くなってしまった。
そんな話をしている中で、残っている義母が介護する事を考えたら、数日間の入院で、自宅に戻らないまま他界して良かった。という感じの事を話した。
パパがこんなになる前なら、たぶん、私もそう思う。
でも、今は違う。
「どんな状態でも生きて欲しい!」って、願い続けている。
そう思って、毎日面会に通っている私達に、病院の待機場所で話されると、何とも言えない気分だった…
帰宅後は、Y子さんが来て、みんなで豆まきをした。
昨年の豆まきは、パパが鬼のお面を被って一緒に豆を撒いていた。(笑)
昨年の写メを見ながらみんなで笑った。
<血液検査結果>
CRP0.75→0.62 (正常値:0.2以下) トロポニンⅠ2148.8→1490.1(正常値:26.2以下)
CKーMB 2以下 (正常値:6以下) CK 180→91 (正常値:45~226)
クレアチニン6.24→5.92(正常値:0.5~1.2)無機リン5.5(正常値:2.2~5.3)
血色素量10.3→10.0 (正常値:13.5~17.6)血小板数20.7→22.6 (正常値:13.1~36.9)
*トロポニンが1500以下になる。
*クレアチニンも少しだが減少してきたが、無機リンが正常値を超える。
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