急変から20日目~ICU2⑧~
2月14日(金)
担当医師IC 。
私の方から「下垂体性ADH分泌異常症」が気になっている事を伝える。
担当医師は若い女医さん。ちょっと頼りないところもあるけど、家族の言葉に耳を傾けてくれる。
一緒に考えてくれる。
発熱なし
体位変換の為のシーツを横向きにもう1枚敷いている。
この横シーツが汗でびっしょりになっているので、新しいシーツをもらって交換する。
交換時に発汗多量あるのを気づく。
排泄物が漏れた時にシーツ交換しなくてすむように、肌とガウンの間に処置シーツを敷いている。
腋窩まで上に上げて背部を覆うように敷いていた。
胸部に小さな膿疹が数個できている。
皮膚の状態を伝えて、汚染防止のシーツをもっと下に下げて使用するようにお願いする。
今日もY子さん来院してくれて、次女を送ってくれる。
今日のパパは「ろくな事ない」とか、
「わし何しよんやろ!?」とか言う。
でも、「トイレ」や「ありがとう」も言う。
そして、やや興奮気味で「来た!来た!来た!」と。眼は何もないところを見て言う。
「1、2」と、何を数えているのかわからないが、数字をカウントしている。
術後せん妄かな…
抑制帯が2種類になっている。
ミトンの上からこの紐状の抑制帯も使用している。
「生命の危機」と言われると、承諾しないわけにもいかない。
でも、それならちゃんと観て欲しい。
面会時間の5時間以外は、ミトンをはめて紐で縛って、暑くてシーツが濡れるほど汗をかいて、胸部には膿疹もできて…
暑くても言えないし、自分で何とかすることもできず、痒くても搔く事もできず、私が言うまでシーツが汗でびっしょりになっていることも気がつかず、膿疹ができていることも知らない。
身体拘束をするなら、皮膚の状態を観察しなければならないはずなんやけど…
許せない怒りの気持ちと、この状態を何ともできない辛さがいっぱいで、また帰り道の自転車をこぎながら一人泣く。
<血液検査結果>
CRP0.32→0.42 (正常値:0.2以下) トロポニンⅠデータなし
クレアチニン1.83→1.34(正常値:0.5~1.2)
血色素量データなし 血小板数データなし (正常値:13.1~36.9)
ナトリウム154→145(正常値:139~149) カリウム4.0→3.8(正常値:3.8~4.8) クロール124→115(100~114)
*ナトリウム、カリウムが正常値になる。クロールもほぼ正常値!
----------------------------------------------------------------------
CSサロンVENUS
〒791-0245
愛媛県松山市南梅本町62-8
電話番号 : 090-6887-6857
----------------------------------------------------------------------