急変から32日目~一般病棟①~
2月26日(水)
この日、四国初で新型コロナウイルスが徳島に発生。
いよいよ、近くになってきた。
パパが新型コロナにかかったらどうなるんやろ…
家族が感染したら面会もできない。
そんな不安がありつつも、
「今コロナで死ぬんなら、あの時死んどる!パパは、コロナでは死なん!感染しない!」
そう思って、家族でできるだけの感染対策と、体調管理に徹底した。
一般病棟へ転室(循環器内科)MRI検査。
主治医IC。
転院先の事を言われる。
「IMPELLAとECMOで、あんなに重症であったのに救命できた。ホントに奇跡!」また、興奮気味で話される。
「心臓は良かったんですけど…実は、私達も把握できていなかったのですが、心臓が一回止まって救命ができた人の4〜5割は末梢神経に障害が残っている。リハビリを早くした方が良い」と。
末梢神経の障害!?脳障害やろ!?と、思ったが、
「もしかしたら、脳は一時的なことで末梢神経の障害が主に残るのなら良いのにな…」とか期待もしてしまう。
MSW(医療ソーシャルワーカー)と面談。
今後の転院先について。
リハビリが必要だが、近隣の回復期リハビリテーション病院は数カ所あるが、年齢のことも考えて候補は2カ所。
しかし、そのうちの1カ所は、心臓疾患の患者は受け入れが難しい。
「低酸素脳症」の病名で脳血管疾患だが、もともとは「劇症型心筋炎」である。
通常なら、心臓リハビリテーションを挟んで回復期リハビリテーションへ移行する。
しかし、パパの場合、心機能の回復は良く、心臓リハビリテーションを挟むよりも、早く通常のリハビリを行った方が良い。
私自身も、評判からすると、2カ所のうち、I病院が良かった。
でも、申し込みをして、入院判定の結果が出るのを待つと、回復期病棟に入院できない可能性が高い。
回復期病棟に入院できるのは、発症後2ヶ月と決まっている。
あと、現在治療中の仙骨部褥瘡と、両鼠蹊部の傷(ECMO抜管の跡)のこと。
この治療が転院先でも、できなければならない。=仙骨部と両鼠蹊部の傷の状態によっては、すぐに入院受け入れにならないかもしれない。そうなると、時間は過ぎていき回復期病棟には入院できない可能性が高い。
劇症型心筋炎発症から、今日で1ヶ月が経過している。
いろんな事を考えて悩む。
パパは、私がいろいろ悩んでいるのも知らず、そんな事はおかまいなし。
相変わらず、長女に
「暇なんか!早よ行け!」と悪態ついている。
リモコンを取れ!と言い、長女が
「これはベッドのリモコンよ!」と言うと
「えーけん取れや!」と、偉そうに怒っている。
季節や日付がわかりにくいので、カレンダー持参する。
食事は、1日3回になり、ゼリーから粥ミキサー菜になる。
インスリンも変更になり、夕〜ノボリンR6単位になる。
内服薬は夕食後のみ確認できるが、酸化マグネシウム、アミティーザ、ビソプロロールの3種類。
まぁ、夕食後なので排便コントロールの薬が2種類。心臓に対しては1種類。
フットポンプは中止。
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