急変から35日目~一般病棟④~膀胱留置カテーテル抜去
2月29日(土)
今日は、洗濯物を持って行き、10分もしないうちに「帰るね」というと「何で?」と。
そりゃそうなるよね~。
「昨日も言うたやろ!?新型コロナウイルスで、面会制限になったんよ。」
短時間の荷物の受け渡ししかできない事や、娘達も面会できない事。
面会もできないので、月曜日から私は仕事に出る事。を、もう一度説明する。
理解できて、覚えてるかな。たぶん、また忘れるんやろな…
帰り際に、看護師から、時間を気にしている様子があると聞く。
「何時?」と、ナースコールがあるらしい。
「できたら時計を持って来ておいてほしい。」と依頼される。
「たぶん、何回もナースコールで聞くんやろな(笑)」と、車内で待っていた長女と二人で看護師あるある的な話をする。
忙しいのに、そんなことでナースコールをバンバン鳴らして申し訳ない!
一旦帰宅して、すぐにもう一度来院して、時計を持って行く。
面会制限が始まったので、携帯電話も渡しておく。
電話やLINEができるかどうかはわからないが、とりあえず渡しておくことにする。
看護師に充電器も渡してお願いする。
「明日で良かったんですけど(笑)」と言われるが、時計を持って行く事で、ナースコールが減るなら、早く持って行った方が良い。
その時に、膀胱留置カテーテルを引っ張って、挿入部から出血があると聞く。
差し出がましい発言だったかとも思うが
「正確な尿量把握が必要とか、自尿が出ないとかならしょうがないですが、医療的に必要ないなら抜いて下さい。抜いてみて、自尿がなければ再留置するか、導尿してみて下さい」と提案させてもらう。
私は、自分の職場で10年以上前から「不必要な膀胱留置カテーテル抜去に向けての取り組み」を行ってきた。
院内でサーベイランス表も作成し、データを分析、再留置や成功率、疾患との関係等も出し、院内で抜去できる対象者を抜去に向けて働きかけてきた。
急性期病院では必要で留置したカテーテルを、抜去しないで慢性期病院に転院してくる事は珍しくなかった。
その取り組みを慢性期医療学会でも数回発表参加させてもらっていた。
最近では、下部尿路機能の回復のために行う包括的な排尿、ケアについて評価の仕組みが見直され、診療報酬改定でも取り入れられ、新しく「排尿ケアチーム」の立ち上げも行った。
なので、絶対抜ける!と思ったし、早く抜いて欲しかった。
面会もできないのに、そんなことで、また抑制されるのが何より嫌だった。
「そうですね!抜けそうなら抜いてみますね!」と、快く返事をしてくれた。
翌日聞いたが、この日、すぐに膀胱留置カテーテルは抜去してくれたらしい。
夕方であったのに、私と話した看護師が抜去してくれたのでしょう。
その後も、順調に自尿はあり経過は良好。
ありがとうございました。
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