初めての間食はパンでした

2020年3月24日(火)

 

今日は、車椅子移乗して、1階まで降りる。

そして、売店でパンを購入して、初間食！（ベーコンポテトエッグパン）

 

車椅子で1階に散歩に行き、売店に寄る。

病院の売店には、娘達の好物のアップルパイがある。

「子供達の好きなアップルパイあるけん買うて帰ってやろわい！」と、言うと

「うん」と、返事をする。

「パパも何かいる？」聞いてみる。

パパは、パンの棚を見るが首を振って「いらん」と。

パンが嫌いなわけではない。。

でも、「いらん」と。表情も暗い。

 

病室のある5階に上がり、部屋には帰らず、デイルームに行く。

天気が良くて、大学病院の南側の景色を眺めながら話しでもしようかな。と思っていたところ…

アップルパイの入った袋を「貸して」と。

私は「アップルパイしか入ってないよ」と言う。

パパは、アップルパイは好きではない。

「うそー。他に買わんかった？あるやろ！？」と言う。

「パパいらん言うたけん買うてないよ。」と、説明すると、自分で中身を確認して、「なんぞー」と。

「買いに行く？」誘ってみると「行く」ということで、また売店に降りる(笑）

今度は、パンの棚を見て、選んだのがベーコンエッグポテトパン！

パパが好きそうなパンやね。とりあえず、1個選んだ。

そしてデイルームへ再びGO。

病院食では、パンなんかまだ食べてないと思う。パパも食べてない。と言う。

ゆっくり食べるように声かけしながら、つまったら指突っ込んで掻き出さないかんかな？！とか思いながら、ちょっとドキドキした。

そんな気持ちは知らないやろうけど…

 

まぁ、一口が大きい！

私はドキドキしながら「よーに噛んでよ！ゆっくりよ！お茶飲んで！」声かけ続ける。

そして、お茶で少しむせる。

でも、すごい美味しそうに食べる。嬉しい。

前のパパに少し戻った時間やった。

本当は間食なんかせん方が良いのもわかっとるけど、食べることが好きな人やったけん、食べ物を見ても興味を示さんかったのは辛かった。

それが、「食べたい」と思うようになったことは嬉しかった。

特別パンが好物というわけではなかったが、パン屋さんに行くと馬鹿みたいに大量のパンを買って、びっくりするぐらいたくさん食べていた。

同じパンでも、手作りのパン屋さんのパンを選ぶところがパパらしいよね。

 

トイレから車椅子の動作はまずまず良かった。

リハビリでの痛みはなし。立位安定してきている。

病室に戻ってからは、「リモコン取って」とイライラして怒る。

昨夜は、6時間入眠できたと聞く。

 

私の仕事は、1年間の活動報告を仕上げる事ができ、一つほっとした。　

経理で手続きもできた。

 

ほんとは良くない事やけど、間食ができた。食べる事に興味が出た。って事は素直に嬉しい。