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 劇症型心筋炎発症から62日目~血管外科②~

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転院時の検査結果です 劇症型心筋炎発症から62日目~血管外科②~

転院時の検査結果です 劇症型心筋炎発症から62日目~血管外科②~

2020年3月27日(金)

 

とりあえず、朝になった。

血管外科医師により、右鼠蹊部の処置施行。

昨日切開した穴に、ヨードフィルムガーゼをゾンデで入れる。

これが、かなり激痛で暴れる。

頭元から両手を握り、肩関節が動かないように抑える。

まぁ、処置の助手的な事は慣れているのでそつなくこなす。

 

病棟のスタッフが日勤で出勤し、朝一番の業務が片付く頃を見計らって一旦帰宅する。自宅へ着いたのは10:40。

それから軽く食事をとり、自分の入浴を済ませて、仮眠をとる為、ベッドに横になる。

予定では、準夜の勤務が始まって、食事介助までには再来院しようと思っていた。

時間では17:00頃に自宅を出たら間に合うかな。

 

あまかった…

15:00に病院から電話がある。

「いつ頃戻られますか?」

「夕食の食事が配膳される前には行きます。」

「もう少し、早く来てくれませんか?」と。

興奮して手に負えないらしい…

仮眠はほとんどとれずに、身支度をして病院へ行く。

契約した駐車場に初駐車。

折りたたみ自転車は正解!!徒歩で行くには、しんどい。

 

来院時興奮気味。

どうしたのか?聞いてみると、ベッド柵カバーがむかついた様子。

 

*ベッド柵カバーとは

ベッド柵を自分で外して、ベッドから降りようとするのを防ぐため、ベッド柵を外すことができなように柵に布製のカバーをかけてベッドと固定する。

身体拘束の一つ。

 

これが、気に入らないようで、ベッド柵カバーを引っ張ったり、ベッド柵をカバーごと抜こうとしたり、汗だくで必死になり興奮していたみたい。

 

来院後は、心療内科医師の診察があった。

認知症ケアサポートが介入するらしい。

正直、「認知症ケア」という響きにあまり良い感じはしない。

でも、少しでも良くなるなら…と思って受け入れる。

診察中は、興奮ない。

 

そして、また、長い夜が始まる。

「タバコ、タバコ!」

何回も言う。その度に「ここは病室!タバコは吸えない!」説明する。

意識をそらすため、話を振る。

まず、昨夜噛みついた傷を見せる。

噛みついたことは全く覚えていない。「ごめんね」と言う。

明徳義塾野球部卒業生が送ってくれた動画を見せる。

見ている間は静か。

 

Pトイレに移動して排便もある。

立位が自立していないので、一人介助はなかなか厳しいが、ベッドとPトイレの位置を工夫し何とか一人介助でできる。

 

消灯後は、比較的静かにTV観る。

この日の金曜ロードショーは「魔女の宅急便」

ガーゼを剥がさないように、側臥位になることを促し、背部の不快の軽減を図ってみる。

朝まで、右鼠蹊部のガーゼは剥がさなかった。

 

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