22日　劇症型心筋炎発症87日目～血管外科㉓～

2020年4月22日

 

今日は朝から動く！走る！

まず、昨日まで入院していた病院にお支払い🏥

それから、社会保険事務所で介護休暇のことを詳しく聞き、書類をもらう。

その後は、次女の高校に奨学金の提出書類を持って行った。

 

次女の高校に着き、車を降りる時、いや、持っていくと決めた時から、私の心の中で戦闘開始のゴングは鳴っていた。

(๑•̀ •́)و✧

まず、パパの発症が1月で、その後すぐに年度末になる。

私は、次女の学費は心配ないようにしたくて、発症後すぐに担任に、奨学金の申請をしたい！と、手紙を書いた。

その後、学校内の奨学金は難しいと言われる電話があった。

傷病手当に切り替わる時には、1ヶ月収入がない為、それまでに学費を確保したかった。なので、利子があってもかまわないので、一番早い方法をとってほしい。と伝えていたが、次女が書類を確認してもらおうと、奨学金担当の先生に提出に行くが、先生はいつも不在で、次女がメモも貼ってあるのに、机の上に1週間、何の返事もなし。

私も、必要書類を忙しいながら急いで準備した。

大学病院で、診断書も「学校に提出するのを待ってもらってるから。」と急ぐようにお願いした。

もちろん有料。

なのに、その後

「4月からの奨学金は、さらに書類がいる。5月に4月分から振り込まれる奨学金なら、追加書類はいらない。」

と、連絡があり、当時は大学病院のICU2でずっと付き添っていた頃で、時間もなく、5月に振込まれるなら…。と、追加書類がいらない奨学金にした。

 

その後、学校で奨学金担当の先生からもう一回同じ書類を書いて出すように言われた。と、次女から聞く。

「はぁ！？」

その時は、昨日まで入院していた病院で、夜も付き添いをしていた頃で、家に居る時間が少ない中、電話で確認した。

最初に書類提出した1月とは、主人の病状が違う！

機械も外れて、病院も違う。

病状のところが同じではないとダメじゃないか？

それに、同じ書類を出せと言うなら、前の書類を返すべきでは？と、思って、確認したが、担任は全く役に立たない。

奨学金担当の先生に変わったが、同じだった。

最初に提出した書類は手元にないと言われる。

 

大体、前に書いた書類や提出した個人情報はどうなってる？申請してないのか？前の申請をなかった事として扱うなら、個人情報の書類や、診断書は返すべきではないのか？手元にない。ってどういうことや？！という事を聞くが、

「県の方に提出しているので、個人情報とかの取り扱いは大丈夫かと思います！」と、自信満々の返答…

 

私が聞いているのは、そんなことではない！

もう話にならん！と思ったし、時間もなかったので、とりあえず、追加での書類や、必要書類をもう一回揃える事はない。との事で、申請書のみ記載した。

 

しかし、4月に入り、また奨学金担当の先生から電話。

傷病手当の書類のコピーがいる。と。

 

ほやけん、言うとるやろ？！

有休が終わって、傷病手当に切り替わる時に必要やから、早くから言うとるんやん！？もう、何なん？

その説明を再度すると

「給料明細でも良い」って…。

「給料明細を出すのはかまわないですけど、何にも変わりませんよ。今、有休ですから。所得が減っているという証明にはなりません。それで、奨学金の申請ができますか？所得制限がかかるでしょ？」と、最初の申請の時から説明しているのに、何もわかってなかった。

「県に相談して、折り返しかけます」と。

こんなやりとりをしてわかった事は…

結局、県の奨学金担当の人も変わってしまって、引き継ぎもしていない。そして、学校の奨学金担当の先生もよく確認していない。という事で、入院費領収書のコピーを持って行くことになった。

その時から、私の心のゴングが鳴っていたという事だ。

 

もう、イライラMAXで学校に着き、必要書類を渡した。

私の心のゴングが聞こえていない奨学金担当の先生は、何もなかったかのように

「出しておきます」と。

その態度にブチ切れた。

私は溢れてくる怒りを抑えながら

「今から審査で、結果はいつですか？奨学金はいつ振込まれますか？」と、私は切り出した。

「5月中ぐらいには決まると思います。6月に4月、5月分が振込まれるようになるかもです」と…。

「6月になる！？それでは困るんですけど。そうならないように発症後すぐに連絡してるんですけど！もし、審査でだめだったらどうするんですか？もうちょっと、生徒の事を考えて親身になってもらいたい。ウチは所得制限で国からも補助がない。所得があってそうなるということは、人より税金を払ってる。その税金を納めている者が急な病気でこういうことになっているんやから、国にも県にも助けてもらっても良いと思う。そもそも、学校の奨学金がなぜダメなのか理由を知りたい。ウチの子は成績も悪くない。ウチの子より成績が悪かったり、欠点を取ったりしている子が奨学金を受け取れて、親がこのような状況になっても奨学金を受ける事ができないのか？

病気になってすぐに年度末がくるから、学校に相談した。追加の書類がいらない。早く手続きができるという事でそのようにしたのに、この結果はありえない。こちらも早期の対応をしてもらうために、病院にも急いでもらうように言い診断書を提出した。あの診断書も無料ではない。なのに、なかったことになってどうなっているのか？」

と、久しぶりに怒の力MAXの私が出てきた。

 

学校の奨学金の担当は、事務局の人で、事務局の前で話していたので、直接事務局の担当の人と話ができた。

担任や、奨学金担当の先生達とは全く違い、ものすごい対応の良さにびっくりした。

すぐにウチの授業料の金額を調べて

「ずっと、満額払って頂いてるんですね。今回のような状況なら、国や県に相談し、減額や免除の対象になるかもしれない。今、校長が不在なのですが、昼には帰ってきます。帰ったらすぐに相談して、県に連絡して今日中にお電話差し上げます。それでよろしいですか？」と。

何より、この奨学金に関して、ぐだぐだと時間を取り、対応の悪さを、最初に「申し訳ございません」と言ってくれたことが良かった。

やっとまともに話せる人と会えた。って感じ。

私は、奨学金担当の先生に「ねっ！こういう事よ！親身になってくれるってことは！1月から早期に対応をお願いしていたのに、今、この状況で、親の私が直接学校に来て、ちゃんと話できる人と話したら、その場でこうなるやろ！？生徒の言う事を、もうちょっと、ちゃんと聞いて下さいね！」と、捨て台詞をはき、学校を後にした。

今日まで、ずっと、次女が不安な思いをしていたと思うと、怒りを抑えれずにはいられなかった。

夕方電話があった。

県に相談したが、免除にはならないと。

しかし、校長と相談し、学校が学費免除にします。と言って下さった！

「この決定は、何より、娘さんが頑張っているからです。見てみましたところ、申し分ない成績ですし、担任に確認もしましたが、学習意欲もとてもあって、奨学金を出すのに何ら問題のない生徒です！」と言って頂いた。

ありがたいです。助かります。

 

電話の後、次女に伝えると、安心したんやね。すごい喜んでいた。

そして、よく頑張った。と、私が褒めると、

「うん。」と、とても嬉しそうだった。

いろいろ大変やった今年の始まりだけど、負けずに頑張って、1年間のテストの平均でクラスで一番を取った努力と喜びは今後の人生で大きな力になると思うよ！