転院後一週間の面談 劇症型心筋炎発症94日目~回復期⑦~
2020年4月28日 (火)
税金、水道代、浄化槽の点検代…いろいろ支払って、保険請求や実家の母にマスクのゴムを送る。傷病手当の書類も会社から来た。明日よく見て記入せねば💦
「家屋調査」を記入した。
家の設計図をコピーして、全体の図はそれを提出。
ドアの大きさ、間口の広さ、全部測った。
パパやったら、設計図でわかるんやろうけど、私には見方がわからん。
スケールで一つ一つ測って記入した。
今日は、面談の日。オンラインを勧められたが、少しでもゆっくり様子を聞きたくて、敢えて直接の面談予約にしていた。
面談は、担当医師、介護士、MSWの4人で行った。
まずは、医師の説明。
「リハビリテーション総合実施計画書に沿って行われた。
意識障害:JCS−Ⅰ
認知症:HDS−R 11点/30点
中枢性麻痺:両上肢Ⅵ/Ⅵ 両下肢Ⅴ/Ⅵ
筋力低下:足関節背圧0底圧2左右上肢5
基本動作(立位保持:つかまり 平行棒歩行、訓練室内歩行:一部介助)
FIM点数34点/126点」
入院して1週間という事もあり、まだ試みていない項目もあったが、認知度もFIM点数も半分もない。
私は、何としても元どおりになってもらいたい。
特に、脳!
装具作成の話もして、少しでも良くなるなら、すぐにでも作成してもらって良い事を伝えた。
その気持ちに嘘はないが、本音は、それより、脳の事が気になってしょうがなかった。足は退院時に装具が必要でも関節が完全に固まってしまってないなら、ゆっくり自宅でもリハビリを続けていけば何とかなる。と言っても、背圧0では、車の運転は難しい。
でも、固まっていないので、このまま0のままではないはず。
でも、そもそも脳が戻らないと、車の運転なんてできん。
でも、でも…って思うことばかりで、また、辛くなる。
でも、頑張らんといかん。頑張らさんといかん。
パパが少しでも前向きにリハビリできるように考える。
今の状態で聞きたい事を聞いて解決策を考える。
1,洗濯で靴下が出ていない。→靴を履いてリハビリをしているが、裸足なのか?付き添っていた時は臥床中も靴下を履いたり、脱いだり繰り返していた。もちろん履くのは全介助。リハビリの時には装具を着けていたので、皮膚保護も兼ねて、直接あたらないように長い靴下を履いて、その他の時には短いソックスを履いていた。
ただ、問題は5本指靴下という事。5本指靴下しか履いていなかった為、家には指なしソックスはない。ここまで考えているかどうかはわからないけど、
「5本指靴下=履かせてもらわないといけない→履かない。」となっていないか?
実際、遠慮なく頼める私には、夜中にわざわざ起こして「靴下履かせてや〜」と言って履いて10分ぐらいで自分で脱いだり「脱がせてや〜」と頼んできたり、繰り返していた。
介助してもらうことで靴下を履かないなら、今だけでも指なし靴下にして、自分で着脱を訓練したら良いのではないか?これからの季節、靴を頻繁に洗えるわけでもないし、靴下を履いた方が清潔である。また、もともと、裸足で靴を履くなんてことは絶対にしない人。脳のダメージでそうなっているのか?何か考えがあってそうなっているのか?どちらにしても、靴下は履くようにした方が良いと思う。
•本人の意向を聞いて、指なし靴下にするかどうするか後日知らせてくれることになる。
2,脱衣行為の事。→今みたいに上肢の動きが戻っていない時から、「暑い」と言っていた。元気な頃から、流行りのボクサーパンツは嫌いで締め付けのないトランクスであった。
オムツが大嫌いで、苦痛で…でもしょうがないのでマジックテープの調節を自分で行って、何回も繰り返しているとマジックテープがくっつかなくなって、それが気に入らなくて汚れていなくても「変えてや」と言う。
オムツからパンツに変えたのも、パンツの方がまだ暑くないかな。という事で変更した。パンツも薄めのものは、締め付けがきつく、緩いものは、吸収部分が広くて暑く、いろんなものを試していたところで転院になった。
「どうせ外したり、破ったりしてしまうなら同じ」と思ってトランクスに変更したら脱衣行為はなかったが、付き添いのいない時にオムツに戻すのが嫌で、拒否した結果汚染してしまい、それからはトランクスにしたい。とも言わなくなった。
失禁状態は、リハビリ中にはトイレに行けないので、失禁することもあり、私的にはリハビリ前にトイレ誘導したかったが、前医では、リハビリの時間を知らされておらず、リハビリ前にトイレ誘導する。ということはできなかった。
寝る前にトイレを済ませることもしていたので、ある程度は誘導で失敗は防げる感じがする。今は、面会制限があるからスタッフ以外の人が訪室することもないが、大部屋であり、今後同室の人の家族や、見舞い人もそうだけど、ウチの見舞い人も自由に来れるようになるまでに解決しておきたい。
•リハビリ前にトイレ誘導する習慣をつける。まずは、失敗の状態を見てみる。という事であったが、話している間に、脱衣行為で汚染することを考えたら、別にトランクスで失敗しても同じ。洗濯が増えるのは問題ない。と伝えたので、取り敢えず、トランクスを持参し、試してみてくれる事になる。
3,入院時のCTの画像は見ていないが、入院前の情報である画像と比較して広範囲になっていなかったか?また、1ヶ月前には、造影CTを試みたが、点滴も拒否し、じっとできなかったが、ここでの入院時CTは困ることなく撮影できたのか?
•画像の所見は入院前と変わらず。酷くなっていない。入院時は簡易CTであったので、そんなに長時間かかったわけではないが、特に困ることはなく撮影できた。
4,携帯電話の所在確認をしてほしい。愛大で面会制限の時には、電話がかかったりしていたが、今はかかってこない。LINEの既読もつかない。SNSの間違った送信を消すことができないので、携帯電話の使用を勧める事はしなくて良い。
•この後、すぐに確認してくれる事になる。
最後に、MSWと2人で話す。高額払い戻しの申請用紙と、封筒に貼れるように宛先の住所も準備してくれていた。
ベッドから車椅子間の移乗の様子を動画で見せてくれたり、装具の詳しい事も教えてもらった。
NCは、やっぱり押さないらしい。自分から何かを言うことはなく、スタッフの言う事に対して答える程度。リハビリ時間以外は、静かにベッドでTVを見ている事が殆ど。
昨日の夕方は、リハビリを拒否「もうええやろ。しんどい。」と。スタッフと交渉し、「20分なら…」って感じで、リハビリに行った。
その時の写真をプリントしてくれていた。「明日、奥さんに渡すから」と私へのメッセージ的なポーズを依頼したらしい。
写真はベッドに端座位で、右手はベッド柵に肘かけて、親指を立ててカメラ目線やった。夜、一人でその写真を見直して、また涙が出る。
パパ、またおもしろいこと言うてよ。
「おとーにーは、おかーにーを笑わすのが役目なんよ。おとーにーがやらないかんことは、それだけ〜」って言よったやろ。
今年は、泣かされてばっかりやで!頑張ってリハビリして、元のパパに戻ってよね!
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