日常生活の全てをリハビリに！③

私の置き換え介護は、回復期リハビリテーション病院に入院中から始まっています🏥💊

 

当時の回復期リハビリテーション病院では、コロナ禍で全く面会はできず、リハビリを拒否した時だけテレビ電話で顔を見れる日々でした📱👀💕

 

携帯の画面越しにみる主人は、日に日に言葉がはっきりしなくなり、感情を表す事が少なくなり、表情が乏しくなっていきました。☹️

何を言っても、泣いていました。

 

転院前のように「帰りたい」

「どこにおるん？」「何しよん？」

そんな言葉は聞けなくなっていきました。

 

季節も分からなくなっている主人に、大好きな豆ご飯を差し入れしたのが始まりです🫛

主人は豆ご飯が好物で、毎年、ぶんどう豆の収穫時期になると必ず豆ご飯を炊いていました。

入院していても、去年までと同じ味の豆ご飯を届けたくて、主治医に許可をお願いしました。

 

ここでキーワード☝️

「置き換えます。160グラムぐらいでお願いします」と、言う言葉を頂きました！

 

そっか～！☆ﾐ

置き換えてもらったらOKなんや！

 

それから入院中、豆ご飯、ちらし寿司、炊き込み御飯、鶏そぼろ御飯、卵巻きおにぎり…

調子に乗って置き換えまくりました(笑)

 

 

えー！！そんなの介護じゃないよ～👎

と、仰る方もおられると思いますが、私は大切な人に何か自分に出来ることはないか？何かしたい！という気持ちは、心のある介護に繋がっていると思います🫶

 

病院食を家庭の味に置き換えることによって、

「早く、家に帰ろう！」「帰りたい」「家族に会いたい」「元気になりたい」という気持ちを呼び起こすきっかけになります😄

そして、介護者にとっても、自分にもできる事がある。何かできた！という満足感も得られることも重要です。

「美味しかった」と、全部食べてもらった喜びは、元気だった頃の「美味しかった。ごちそうさま」の数倍、数十倍です。

 

一緒の時間を過ごしていなくても、心のこもった介護は伝わります。

必ず、その想いは届いています。

 

できない理由を探さずに、まずはできる事を見つけていきましょうね。