急変から46日目~一般病棟⑮~
3月11日(水)
*右鼠蹊部(ECMO抜管後の傷)の画像があります。モザイクをかけてぼやかしていますが、苦手な方は、ご注意ください。
今日も嬉しい知らせ!ステーション中央まで歩行器で支えてもらいながら歩行したと。
そして、車椅子で1時間すごしたと。
嬉しいな。離床時間が増えるのは、普通に嬉しい。
昼食時にトイレ誘導もしてくれたと。排泄はなかったが、トイレに行く事に意味がある!
CPAPフィッティングは試みてくれるが、自分で外してしまって、うまくできない様子。
今日の抗生剤終了後点滴抜針予定!また、身軽になる。
明日からは、抗生剤内服に切り替える。
右鼠蹊部の硬結が心配なところだが、点滴が抜針できるのは嬉しい。
右下肢ED(浮腫)が増強している。
やっぱり、右鼠蹊部、大丈夫なのかな!?
短時間でいろいろ考えて、感情も揺れる。
夕食は端座位で摂取。
いくつか質問する。
仕事、会社→不正解× 20年ぐらい前の会社の名前を言う。
今いる病院→不正解× 市内の病院でもない、少し離れた病院の名前を言う。
次に転院する病院の希望を聞いてみるが「出されるん?!」と、何度も転院の話をしているのにちょっとびっくりしたように話す。
今日の脳はポンコツだ…
刺激を与える目的で、気分転換に車椅子で病室の外に誘うが
「人の目があるけん…」と、拒否。
端座位になる可能性もあり、離床センサー設置開始となる。
MSWより確認がある。この前面談が終わった回復期病院の他に申し込みをするかどうか?
私は、他の回復期病院や心臓リハビリ病院のある病院を申し込みするかどうかより、あの鼠蹊部の傷のことが気になり、鼠蹊部の治療ができる病院に転院した方が良いのではないか!?と迷っていた。
面談の時は、回復期病院に転院することがベストだと思っていて、「転院できないかもしれない」と思った時に、回復の可能性を絶たれたような気がして焦っていた。
でも、あのままの鼠蹊部で、傷がきれいに完治しなかった場合を考えると、血管に炎症が起こったら…
とにかく早くリハビリを!と決断しても、傷が悪化したら治療するために転院するかも知れない。
リハビリは中断になるし、今より状態は悪くなるかもしれない。
転院して傷が完治すれば良いが、大きな関節の傷だけに血管に炎症が起こり全身に炎症が広がったり、下肢に影響が出て切断になったりしたらどうしよう…
そこまで考える!?と思う人もいるかもしれないが、何かひっかかる。
今の担当のMSWは、3月いっぱいで退職になるらしい。
とても親身になって相談に乗ってくれる人で、私との相性も良かったのに…
残念な気持ちと、次の担当のMSWとうまくできるか不安な気持ちもあり、迷って、迷って、答えがなかなか出せない。
<血液検査結果>
総蛋白定量6.3→6.8(正常値:6.6~8.2)ナトリウム139→138(正常値:139~149)
カリウム3.0→3.1(正常値:3.8~4.8)CRP3.43→1.13(正常値:0~0.2)白血球数7.9→10.9(正常値:3.9~9.8)
血色素量12.2→12.5(正常値:13.5~17.6)血小板数59.1→62.6(正常値:13.1~36.9)
AST38→37(正常値:9~37) ALT53→58(正常値:3~49)
*ALT上昇傾向。経過注意する必要がある。
CRPに関しては下降しているが、白血球数が増量傾向なのと、血小板数も少しずつ上昇してきている。
<硬結・水疱のある右鼠蹊部>
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