急変から49日目~一般病棟⑱~
3月14日(土)
今日も面会に行くと、身体拘束のサインを依頼される。
知っとるよ。定期的にサインせないかんよね。
でもね…
サインを定期的にするのではなく、一定期間経過したら身体拘束が必要か?代替方法がないか?見直す意味でサインが必要なんよ。
心の中で、そう言いながら、また静かにサインする。
しょうがないのはわかっているけど、やっぱり拘束されるのは嫌やね。
だって、自分だったらどうよ?!
とか、思っても解決策はない…
実際、今日も来院時にガーゼ剥がしがあったし。
付き添いできたら…少しは抑制時間が少なくなるのに。
もう、そればっかり思ってしまう。
ちょうど、夕食の時間に面会で、内服薬は食前に済ませた様子。
声かけして、食事摂取の見守り、介助をしようとすると、内服薬が口の中に残っている!
服薬確認はせんのか!?
はぁ…また嫌になる。
気を取り直して、服薬確認して、声かけをする。
今日の夕食は焼き肉!
「肉やん!良かったね~。美味しい?」
パパは、「美味しい」と言って、私に「まぁちゃんも食べや」と、差し出す。
ありがとう。今日は、美味しい物やけんくれるんやね!(笑)
食後、尿器で排尿成功する。
看護師から様子を聞く。
昨夜は2時間ミトン装着。日中1時間ずつ午前と午後に車椅子に移乗している。
夜間2時間ぐらいのミトン装着ですんで良かった。
ちゃんと、離床もしてくれているのが聞けて、少し安心した。
やっぱり、面会制限するのなら、家族がいない間のケアや様子は知らせてほしい。
何も聞けないと、不安になり、マイナスの事ばっかり考えてしまうものだと思う。
帰る前に、明日も仕事終わって来るけん遅いよ」と伝えると
「日勤?」と聞いてくる。そして、「遠いのに終わって来るん?早よ来てよ」と。
また、病院の認識ができていない。
遠くないし…
ばかみたいかも知れないけど、やっぱり、毎日同じ事を聞いて、話して、認識させることが必要なんだと思う。
刺激って大事やな。
帰宅後、次女と夕食中に、20:11パパから電話かかる。
次女と二人で「えっ!?パパから電話!!」思わず興奮する。
急いで電話に出る。
「もしもし!パパ!どしたん!?電話できたん!?」
パパは「まぁちゃんどこにおるん?ちょっと来てやー。ズボン降ろしてほしいんよ」と。
「まぁちゃんは、家におるんよ。もう、面会時間は過ぎとるけん、今からは行けれんのよ。ナースコール押して、看護師さんにしてもらって。」と答える。
パパは辛そうに「何もしてくれんのよ」と。
そんなことはないのはわかっている。言えば対応してくれるはず。
「大丈夫よ。お願いしたらしてくれるけん」
そう言うと、不服そうに電話を切る。
短い通話時間であったが、私も次女も泣いていた。
それは、電話をかけてきたことが嬉しかった気持ちと、パパが来て欲しい。と言っているのに行けないもどかしさ。
あと、パパが辛そうやった事。
次女と「でも、こんな感じでかけてきてくれたら嬉しいね!」と言いながら、良い方向に考えるようにした。
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